どうやら、ニューズスタンドは受難の時代だそうです。これだけインターネットが幅を利かせれば、誰も雑誌や新聞を買ってまで読もう、なんて思うわけがありません。実際に、通勤の地下鉄の中などでも新聞を読んでいる人はめっきり減りました。みんなiPadとかスマートフォントかでニュースを読んでいます。たまに珍しく新聞を読んでいる人がいる、と思ったらフリーの『Metro』だったり『AM』だったり…。
うちも印刷物のデザインを中心にやってきていましたが、インターネットのせいで仕事がめっきり減ってしまいました。しかたなくウェブデザインにまで手を出して生きながらえているわけです。
まあ、それはさておきニューズスタンド。ちょっと前まではニューヨークの風景の一部だったし、通勤途中のシーンを映している映画などには欠かすことができなかったものだったわけですが、雑誌や新聞は去年に比べて30〜40%の売り上げ減少だそうです。もちろん今まで売っていたたばこや写真のフィルムなども売れるわけがなく、格安で海外などに電話がかけられるテレフォンカードも、スカイプなどのせいで全く売れないようです。
生き延びるため、ドリンク類やスナック類を充実させその売り上げに頼っている状態、とのこと。かつて、土曜日ともなるとニューヨーク・タイムズの日曜版(厚さが1部5センチもあった)が高く積み上げられ、ニューズスタンドが埋もれてしまうのではないか、ってのがニューヨークの週末の風物詩だったんですが、それも、今はもう昔、ってことですね。もしかしたら近い将来、ニューヨークの街角からニューズスタンドが完全に消え去る日が来るかもしれません。
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