ハリケーン・サンディのおかげで停電に見舞われ、大変な思いをしておりました。11/2の夕方5時半時間ぐらいにやっと電気が復活しました。いや〜、長かった〜 !
特にうちは、っていうかイースト・ ビレッジのアパートは多くがそうだと思うけど日中でも洞穴のように真っ暗なので常に電気が必要なわけで、1日中ロウソクを点けて生活しておりました。幸い、ガスは電気関係ないから使えていたし、水道も、イースト・ビレッジなど、 ダウンタウンのアパートや建物は、ポンプを使って各戸に水を送っているのではなく、水源(高所) からの高低差を利用して重力で水を各戸に送るという、原始的なシステムを採用していてくれているおかげで水も出てよかったです。同じダウンタウン界隈でも、 新しい建物はポンプで水を各戸に供給するシステムなので、水が止まっていて、 トイレも行けない人たちが難民のようにあちこちに行ってトイレを借りていました。
暖房も電気がないとこないので、寒かった〜。ちょうど、 インデアンサマーが終わって寒くなりかけのときだったから厳しかったです。 お風呂も結局水風呂だったんだけど、押忍の精神で乗り切りました。
ハリケーンがくるというので食料を買いためたけど、 結局電気が止まってしまったので、冷蔵庫がまるで意味をなさず、結局、 氷を買ってクーラーボックスに食材を移してしのぎました。で、ところが、その氷だけど、みな考えることは同じなわけで、 どこに行っても氷が手に入らず往生しましたよ。氷だけじゃなくて、乾電池やロウソク、 懐中電灯系はどこも品切れ。うちもロウソクがヤバいかも、 と思っていた矢先に通電してくれて助かりました。
11/1の朝は、 炊き出しをやっているという情報を聞きつけ現場まで行ってみると 、炊き出しではないものの、ペットボトルの水と、 軍の戦闘食を配給していてもらってきちゃいました。なかなか美味しかったですよ〜。
仕事も困りました。電気がないと、これほどもろいのか、 と思うほど手も足も出ませんでした。そもそも停電しているエリアでは携帯電話も使えないしiPhon eも意味なし。まあ、それでも時間にセンシティブな仕事があったので、ミッドタウン界隈で1〜 2時間居候させてくれる事務所を見つけて、そこで仕事はしのぎました。
まあ、助かったのは、 停電していたエリアはダウンタウンだけだったので、 ミッドタウンやアップタウンに行けば普通にみんな生活をしていたので、 食べるものにも困らなかったし、充電が必要なものはどこの店に行っても気軽に充電させてくれまし た。みんな携帯やノートパソコンを持って行ってコンセントにつないで充電しているの。 テーブルタップなんかまで用意してくれている店もあるし、とても助かりました。
911のときもそうだったけど、市バスがただになりました。停電期間中の移動は全部ただ。もっとも地下鉄が走っていないので、不通区間はバスで代行運転していたので、普通の路線バスと代行バスが道路でいっぱいになり、なかなかの渋滞に…。信号も停電で動いていないので、NYPDやポリスアカデミーの学生やらが街に出て交通整理をしていました。ご苦労様。
ところで、電気が戻ったときの安堵感と言ったら、 おそらく今までこういう安堵感は体験したことがないのではと思えるぐらいの大きい安堵感でした。
本当によかった〜。本当につらかった〜。 2003年8月14日のブラックアウトも4日間ぐらいの停電でしたが、そのときよりもつらかったような気がします。 2003年のときよりも電気、てか、まあ、インターネットに対する依存度が、 おそらく100倍ぐらいになっているんだと思います。ネットに乗れないと、 仕事も何も全然できないという、知っていたんだけどリアルに考えたことがない事実を突きつけられた感じです。
ビレッジ恒例のハロウィンパレードも中止、ニューヨーク・シティ・マラソンも中止になりました。
一刻も早く、すべての人や施設が元通りになり、みなさんの生活が早く元通りになりますように!
『今日の1枚』はサンディが倒した街路樹でした。
1 件のコメント:
電気が復活したら何かしらこちらにUPされるだろうと
今か今かとお待ちしておりました。大変な4日間を
お過ごしになって本当にお疲れさまでした。
お見舞い申し上げます。個人的には水風呂が一番
つらそうに感じます。NYに銭湯ないですもんね。
(Russian Bathもご町内だから電気通ってなかったし)
奥様からも色々うかがって、ミリタリーミールなるものに
興味シンシンです。風邪、悪化させないようにお大事に
なさってくださいね。
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